「美味しい」を知れば、
「美味しい」を選べるようになる。

こんにちは。

みんなのフードパーク代表の今井と申します。
普段は全国を飛び回って農業体験の開催やイベント出展などを行うほか、新潟県南魚沼産コシヒカリ特別栽培米「あまいずみ」を作っています。

南魚沼市にある私の実家は兼業農家だったので、子供のころから農業は身近な存在でした。
当たり前のように収穫や田植えを手伝うなかで、土いじりが大好きになりました。

しかし、農業は天候に左右され、過酷な重労働を強いられる仕事だと思われています。
国内では農業の就労人口が減少し、平均年齢は70歳に達しています。

もちろん大変なこともありますが、農業はもっと楽しいものであり、私たちは農家なしでは食べていくことができません。
だからこそ、農業を見直し、自分ごととして捉える人が増えることが大切です。 食卓に並ぶ食事を選択する意思がないまま選ぶのではなく、実際の現場を見に行ったり、農家について気にすることで、日本の農業は次世代につながるのではないかと思っています。

食に対する興味を持ち、作り手に会って農家の思いを知ることで、今日の食事が一段と美味しくなる。

まずは少し気にしてスーパーで商品表示を見るところから始めてみるだけでも構いません。
その上で、美味しい野菜を選んでみてください。

日々口にするものが、体を作っていきます。
大切な人には元気でいてほしい。 そのために毎日の食事を大切にしてほしい。
そう考えています。

「美味しい」は幸せに直結する大切な感情です。
食べることは毎日のことなのに、農業になったとたん、遠い存在に感じられます。

だからこそ、作り手に関心を持ち、1回1回の食事を大切にしていただきたいのです。
人生の中で、食事の回数は限られていますから。

今は流通も発達し、オンラインで直接農家さんから新鮮な野菜をすぐに受け取る環境ができています。
一番美味しい状態のものを、適正な価格で買える時代です。
この環境を生かして、本当に美味しい野菜を食べてみてください。
人々の「フードリテラシー」向上のために。